年金だけで生活できない?今からできる対策をやっておこう!

「年金だけで生活できない」とよく言われます。果たしてそうでしょうか?

自分の年金受給予定の確認をして準備をしておくことでいくらか不安を解消することはできるでしょう。

そもそも経済状況など生活を取り巻く環境や条件は人それぞれです。筆者の実例を交えながら今からできることなどを紹介していきます。

筆者の例はまぁまぁ一般的な会社員の実例として使えると思いますので40歳〜50歳の年齢層の会社員の方が参考にしていただければ幸いです。

筆者の定年再雇用までの仕事・収入

仕事

筆者は4年生大学を1浪で入学し、卒業後に入社(いわゆる新卒採用)した企業で定年を迎え現在は再雇用で勤務しています。

今年(2023年)で39年、40年目になります。

新卒入社からの収入の変遷

別のページで標準報酬月額を紹介していますので詳細はこちらで確認してください。

簡単に紹介すると次のようになります。

  • 20歳代:126,000円〜220,000円
  • 30歳代:220,000円〜470,000円
  • 40歳代:470,000円〜620,000円(43歳以降賞与時の支払いあり)
  • 50歳代:620,000円
  • 60歳代:620,000円〜650,000円(61歳以降410,000円)

※60歳以降が再雇用

単身赴任

1999年から2021年まで長い単身赴任生活でした。二重生活というのは経済的に厳しいものです。単身赴任者には手当がありましたが、それだけで生活できるものではありません。

そういう点では長い単身赴任生活は貯蓄などの資産形成には好ましくない影響を与えるでしょう。

経済的な観点以外では子育てや教育など多岐にわたり影響を与えます。

筆者の定年再雇用後の生活・お金

単身赴任解除

単身赴任解除は再雇用から1年後の2021年でした。長年の単身赴任生活はかなりの家計圧迫になりました。

二重生活というのは経済面、精神面両方への影響が大きいです。

定年再雇用後の収入

定年再雇用後の収入はそれまでの約半分です。

もう少し正確に説明すると再雇用後の最初の1年はそれまでの収入と変わりがありませんでした。筆者が定年を迎えるタイミングが「同一労働同一賃金」の制度変更のタイミングとぴったりだったこともあって会社側が少し混乱したことが要因です。

再雇用2年目に入った時点で収入がピーク時の約半分になりました。このタイミングで単身赴任が解除となったので意外に収入減少の影響は少なかったです。

定年再雇用後に減らした、やめたこと

定年後というか定年前後から意識したことは固定費の削減です。

手っ取り早いのは通信費の削減です。後述しますが、キャリアのスマホの通信量が高いのは対策し甲斐があります。

完全退職後の見通し

完全退職時期

完全退職の時期は会社の制度から見ると64歳11ヶ月です。可能であればさらに継続して65歳11ヶ月までは就労するか業務委託で継続する考えです。

業務委託を視野に入れているのは、この場合、厚生年金の一部支給停止(減額)がないという点が理由です。

その後も就労が可能であれば働くつもりですが、個人的にやりたいことがあるので拘束時間面で制限する考えです。

完全退職後の計画

完全退職後は今取り組んでいるブログの運営に時間を充てることを計画しています。小遣いにもならない程度ですが、いろんな知識を吸収できることや、自分の得意なことを発信できるので収益は気にせずにやろうと考えています。

対策

ここで具体的な収入減少対策です。大した内容ではありませんが、細々とでも節約して老後に備えます。

固定費削減

✔︎通信費削減/格安SIMの活用

大手キャリアと契約すると1回線の契約で月額5,000円前後が必要になります。これは端末代と別に必要になる費用です。格安SIMに乗り換えることで半分から3分の1程度に収まっています。

夫婦二人で年間約70,000円の固定費削減です。

✔︎電気・ガス会社の一本化

電気とガスを同じ会社にすることでわずかですが固定費削減につながっています。もともと電気・ガスの使用量が少なく両方足しても月間平均で1万円前後の家庭です。年間で数千円程度の固定費削減です。

✔︎保険の見直し

固定費といえませんが、保険の見直しも大変重要です。

加齢とともに必要な保険は少なくなるはずです。最終的には家や家財などの動産にかかる保険と医療、損害賠償関連の保険をどこまで絞るかを検討しました。

現在は医療、がん、火災(地震含)、損保、自動車保険(車両保険含)に加入しています。

7年前に一度見直して減額し、さらに定年をきっかけに解約した保険があります。

  • 生命保険/月約10,000円(夫婦二人/終身)
  • がん保険/月約5,000円(夫婦二人)
  • ドル建死亡保険/月108ドル(筆者・夫)
  • 火災保険(地震含)/年約50,000円
  • 損害賠償保険(賠償、怪我、動産など)/月約4,000円(2023年7月に解約)

合計で月額約40,000円です。保証内容が重複するものが有ります。今後は損害賠償保険を見直す予定です。

これ位に加えて自動車保険があります。車両保険も加入してるため年額で約70,000円ほどになります。新車購入から1回目の車検を終えたので次回の更新で車両保険を外す予定です。

日常のお金の使い方

在宅勤務の割合が5割程度なので外での飲食に使う費用はいくらか必要です。それでも常にコストを意識するようにしています。

外での飲食は月に8回程度でいずれも出社した際の昼食です。それ以外は自宅から持っていったりコンビニで調達します。

あとは趣味の格安SIMの検証のための通信費です。メインの通信費は家計から、それ以外小遣いから出費です。それでも月額2,000円程度です。

これ以外には以下に記載する毎月の投資くらいです。

貯蓄

自分の自由になる貯蓄はほとんどありませんが、ひと頃いわれていた老後資金としての必要額はあります。

現在は金利は事実上ゼロですが、それでも少しでも金利のよい大口定期があれば預け替えたりしています。

投資

自社株と小遣いでやっている投資信託の積み立て程度です。本当に小遣いレベルですが、それでも年利平均で6%くらいで運用しています。

適度なタイミングで利回り分を小遣いにしています。

ポイ活

ポイ活はカードや買い物を楽天に寄せてポイントを得ています。買い物自体もほとんどしませんからたいしたポイントではありませんが、書籍やスマホのアクセサリーなどの購入に充てています。

あとは楽天ポイントのために楽天モバイルを契約してポイントの倍率を上げています。楽天モバイルの費用はポイント(月間約1000ポイント)でカバーしています。

まとめ

いろいろと書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

あれこれ費用を絞るのは少々寂しい気持ちがするかもしれませんが、ゲーム感覚で楽しめるようになると、常にコスト削減や運用のネタがないか気になるようになります。

そうなれば相応に楽しくなるものです。

ここで紹介したのは典型的な会社員のパターンだと思います。少しでも参考になれば幸いです。

参考記事→年金の"繰上げ・繰下げ"どちらがお得?長生きリスクに備えるべき!

参考記事→厚生年金はいくらもらえるのか?ある会社員の実例を紹介!

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