この記事では投資の基本について解説します。個人的な経験をベースにしています。
"投資"というと値下がりリスク、つまり元本割れが怖い、とか逆に借金ができるのではないか?といった不安を持っている方々が多いのではないでしょうか。
私自身、いくつかの投資(投機を含む)をしてきましたが、結果として投資信託で利回りを得ています。実際に体験することで自分なりのやり方を掴むことで利益を得ることができています。
大儲けを狙うのではなく年間で数パーセントの利回り、インフレ率を上回る利回りを得られれば良いと考えて投資をしています。
ネット証券が一般的になってからは手数料無料の投資信託商品を積み立てなど少額で始めることもできるようになりました。
まずは少額のお試しで始めることもできます。積み立てなら月々100円とか500円単位で始めることも可能です。長い人生の中で試さない手はありません。
投資は慣れが必要ですからできるだけ早く始めるのが良いのです。
※この記事の内容は私の個人的な経験を基礎に掲載しています。金融商品は元本割れのリスクがありますので、投資は個人の責任において判断をお願いいたします。
投資の基本的な考え方(損得勘定とリスク)
まずは投資の基本的な考え方、心構えから。初心者向けです。
✔︎投資は余剰金で(生活資金には手をつけない、預貯金全てをつぎ込まない)
✔︎最初は少額から(積立方式を利用)
✔︎日経平均、ダウジョーンズ(ニューヨーク工業株30社平均)、ドル・円の為替の3つは毎日チェック
✔︎経済関係のニュースは国内・国外ともにチェック
✔︎個人の体験を最も重視(体感、自分で感覚を掴むことが大切)
✔︎書籍、ネット、周囲の意見収集は必須、ただし参考程度
✔︎投資は中長期で考えよう。
✔︎価額乱高下を無視できる精神力
基礎はこんな感じです。体験、情報収集、精神力がとても大切です。
投資信託
私の投資の中心、ほとんどが投資信託です。利回りは年平均7%前後で維持できています。
投資信託の特徴は次の通りです。
✔︎少額積み立てが可能(購入方法が柔軟)
✔︎商品選定を適切に行えば比較的安定した利回りが得られる
✔︎個別企業ごとに評価・分析をする必要がない
✔︎おおむね経済全体の動きに連動する(わかりやすい)
メリットは少額から始められることで現物株式に比べるとハードルが低く、利回りを出しやすいからです。これも自己の体験でわかったことです。
投資信託とは"株式、債権、不動産など様々な投資をプロにお金を預けて任せる"ことです。投資信託の構造自体は複雑ですので、ここでは説明を割愛しますが、プロに任せるといっても商品自体の基準や特徴はありますので、そうしたものを確認したうえで、商品を購入します。投資信託購入の際は「目論見書」は必ず確認します。
月500円からなど、少額積み立てが可能ですし、ネット証券口座なら購入手数料無料の商品がたくさんあります。
ただし、投資信託は年単位で信託報酬が必要になります。0.数パーセントから数パーセントまでピンキリです。信託報酬が1%を超える商品は選ばないようにしています。
商品のタイプは様々です。エリア別で見ると海外型、国内(日本)型、欧州型、全世界型などです。私は海外型中心ですが、国内型、全世界型もわずかに保有しています。
商品別で見ると、株式型、債券型、不動産型(いわゆるリート)に加えてそれぞれの型を組み合わせた複合商品があります。これはそれぞれの商品ごとに割合が定められていたりします。
さらにインデックス型、アクティブ型があります。インデックス型は例えば日経平均やダウジョーンズ(ニューヨーク工業株30社平均)などの価格に連動するタイプの商品で大きな利回りを期待できない(消極的)ものの比較的安定した利回りが得やすい商品です。
一方でアクティブ型は様々な投資対象を組み合わせて積極的に利回りを得ることを目標とした商品です。高い利回りを得るために投資対象を選定しますから、高い利回りが期待できる反面、大きな元本割れのリスクもあります。私はこのタイプの商品を選ぶことは今のところありません。
また、最近では全世界型で株式、債券、リートを組み合わせた商品もあります。こうした商品はバランス型と呼ばれたりします。商品選定を手っ取り早く済ませたい場合はバランス型を選ぶのも良いでしょう。
購入方法は10,000口単位でまとめて購入も可能ですし、既出の通り少額積み立ても可能です。これは証券会社の販売方法に依存しますので、できるだけ柔軟な購入方法を選択できる証券口座を選ぶと良いです。
株式
株式とは現物株で個別の企業の株式を指します。
一般的には証券口座を保有してそこから購入が可能になります。例外的に他の購入方法もありますが、主題から外れますのでここでは割愛します。
私自身は過去に現物株をいくつか保有していましたが、運用ハードルが高いことと余剰資金が多くないため現在は勤務先(東証一部上場)の株式を会社の持株会を通じて購入・保有するのみです。
ここでは過去の経験について説明しますが、いわゆる従業員持株会については積み立て方式でインサイダー取引の規制にも抵触しないように安全な売買が可能で、さらに高い奨励金(会社支給)がありますので、唯一保有している株式ということになります。(奨励金の割合は各企業様々です)
さて本題です。現物株については投資信託と比較するとハードルが高いという認識で現在は自社株以外は保有していません。
一方で安定した利回りが得られる株式もあり、興味のある銘柄もありますので、その点もふまえて説明します。
株式の特徴としては次の点が挙げられます。
✔︎個別企業の経済状況・業績、最終的に株価・配当金に左右される
✔︎大きな利回りが得られる可能性がある反面、大きな損失リスクもある(倒産、上場廃止リスク含む)
✔︎購入・売却のタイミングの判断を個別企業ごとに判断する必要がある
✔︎購入・売却は単元株(ほとんどが100株単位)で行うためまとまった資金が必要
✔︎保有に対する管理料は不要だが売買には手数料が必要(率は証券会社の設定に依存)
✔︎少額積み立て購入は証券会社の設定次第
株式は投資信託に比べると企業単位で評価・分析が必要なため情報収集などに費やすエネルギーが必要になります。投資スタイルによって状況は大きく異なりますが、十分に勉強をする必要がありますので、その点においてはハードルが高いといえます。
株価の値上がりによる収益よりも配当による収益を目的とする場合は過去の配当実績を見ることで比較的安全に投資することも可能になります。
私の場合は手元資金がまとまったらこうしたスタイルの投資を目指してみたいと考えています。
FX
FXは通貨の売買時の為替差益で利益を得る投資(個人的には投機と捉えている)です。
過去に行ったことはありますが、短期間で利益を得るためには相当まとまった資金と時間が必要になります。
少額から始めることも可能ですが、かなりの時間とエネルギーを使う割に利益が少ないので、私自身は現在FXには取り組んでいません。
証券会社などの業者によって実施的な手数料や設定された基準やルールが異なりますので、FX業者(主に証券会社)を調べるところから始まります。利用者にとって、より有利な業者を選ぶ必要があります。
通貨の組み合わせは様々ですが、一般的なのはドル・円の組み合わせです。慣れてくると他の通貨の組み合わせも興味が持てるようになります。
私自身はドル・円の買いから入って売りで約定(決済)するパターンまたはユーロ・ドルの売りから入って買いで約定(決済)するパターンの組み合わせを利用していました。
FXは為替差益だけでなく金利差も考慮する必要がありますので、この点においても情報を保有しておく必要があります。
とにかく秒単位で様々な考慮すべきことが変動しますのでとにかく忙しいです。
✔︎とにかく情報収集や状況把握が忙しい
✔︎中長期視点ならゆったりと取り組めるがリスクが大きい
✔︎投資初心者には向かない(かなり個人的な感想)
私自身はまとまった資金と時間がないと取り組めないという感想を持っています。"コツ"ややり方はある程度掴みましたし、FXを始めてから半年程度で少額ながら安定した収益は得られましたが、"とにかく疲れる"というのが正直な感想です。
本業の会社員をしながらやるには難しい、ということもあり現在はFX休止中です。
口座の準備
投資を始めるには投資用の口座が必要です。銀行でも投資はできますが、彼らは手数料商売なので買い換えや新規購入を進めてきます。この点については予め理解しておく必要があります。
自分の投資スタイルに合わせた証券口座やFX口座を選定してください。
私の場合はリアル店舗を構える証券会社の口座も持っていますが、手数料を抑えたいので、必然的にリアル店舗を持たないネット証券の口座を選択して活用しています。
NISA口座(一定額まで非課税になる口座)については1社しか持てませんので、慎重に選びたいものです。
また、株式や投資信託の配当や売買益などは課税されますが、"特定口座"にしておけば配当金等の受け取り時に源泉徴収されますので特に不都合がなければ特定口座を選択しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
個人の体験をもとに主に感想をベースに解説しましたが、投資に取り組もうと感じられましたか?
私自身が投資初心者にお薦めするとしたら、投資信託のインデックス(海外)型の商品を毎月定額で積立の商品です。まずは少額から始めて、ご自身で体感しながら資金に合わせて取り組むことでより理解が進むと思います。
まずは、無理のない範囲でやてみることです。
※この記事の内容は私の個人的な経験を基礎に掲載しています。金融商品は元本割れのリスクがありますので、投資は個人の責任において判断をお願いいたします。
<ライフスタイル向上ブログ>2022年1月1日