保険といっても様々な種類がありますが、ここでは私が加入したことのある保険について説明します。
"保険は要らない"、"保険は必要"など意見はいろいろ。億単位のお金を持たない限り、保険は必要です。
生活環境によって必要な保険の範囲が異なります。単身・既婚・扶養者の有無、自動車保有、会社員・自営業などの就業状況、持病の有無、貯蓄・資産額など様々な条件を考慮して保険加入を検討しましょう。
保険には生命保険(死亡・医療)、損害保険、賠償責任保険、災害(火災・地震)保険、自動車保険など他にも多くの保険があります。必要性を十分に検討しましょう。
絶対にやってはいけないこと。保険の営業担当者から勧められるままに契約することはやめましょう。
この記事ではこうした様々な保険をどのような構成で加入するかを、個人の経験から説明します。
保険はどこまで必要なのか?(生命保険・損害保険・自動車保険)
"保険は必要"でも"入りすぎ"には要注意です。
億単位のお金を持っていない限り、万が一のことに備える必要があります。病気・事故、過失による第三者への損害など、いずれの場合も費用・コストが必要です。そのため、万が一に備えて費用を"充当"するための保険が必要です。
ここで「損得」を考えがちですが、"得になる保険"というものはありません。あくまでもいざという時のためであり、ほとんどの場合は安心にかけるコストと考えるのが良いでしょう。
保険に加入した人のほとんどが得をするような保険があればそもそも保険業界が成り立ちません。さらにゼロ金利の時代にバブル期のような利回り数%などという保険は登場しません。
貯蓄型など一部を除くと保険は掛け捨てです。それだけに無駄のない保険加入を考えます。
保険加入の際には自分のお変えた状況を冷静に判断し、必要最小限の保険とし、しかも定期的に見直す必要があります。保険を掛けすぎないようにする必要があります。
生命保険(がん保険含む)
主に医療や死亡・障害に対する保険です。
死亡保険をイメージしがちですが、現在ではどちらかというと医療に対する補償を受けるための保険というのが主流だと考えられます。
生命保険、特に死亡時の補償は置かれている家族構成・環境を基礎に検討します。
家族構成にもよりますが独身であれば死亡時の補償額は大きくなくて良い、または無くても良いと考えられます。
家族構成に関係なく医療保障については十分に検討します。私の場合は病気で入院の場合で日額5,000円から10,000円くらいの補償を基礎に検討しています。
がん保険については一般の生命保険とは別にがん保険に加入しています。がん補償の面では少々厚すぎる内容ですが、がんに罹患する可能性は高いと考えていますのでこの点は厚めにしています。親や親族に癌で亡くなった者が多いのがその理由です。
私が加入しているのは一般の生命保険(ジブラルタ生命の医療終身)で月額約6,000円(配偶者含まず)とがん保険(アフラック)が月額約5,000円(配偶者含む)です。
保険自体はいずれも掛け捨てです。保険の対象になったことはありませんので、お得になることはありませんでした。これが保険というものです。
妻は医療終身保険(全労災)に入っています。月額約4,000円で病気で入院の場合で日額5,000円の補償です。こちらも掛け捨てです。
一般の生命保険は複数入っていても加入各社からの補償が受けられます。
損害保険(賠償責任含む)
損害保険は勤務先の団体タイプ(三井住友海上保険)に加入しています。
怪我、他者への損害、所得補償、火災・窃盗などによる動産保険、携行品(スマホなど)の損害などが補償されます。
同居家族タイプ月額で約4,000円で掛け捨てです。
怪我の場合、通院1回ごとに1,500円です。
過去には私自身の骨折、子供や妻の怪我で保険金を受け取ったことがあります。実態的には医療費の充当です。
スマホの画面割れの補償がありますので、この点ではいわゆるモバイル保険を兼ねています。
損害保険系は複数加入しても複数社合計で損害額までしか補償されませんので、この点は理解しておく必要があります。
災害(火災・地震)保険
火災保険・地震保険は共済保険に加入しています。具体的には"大阪府民共済"です。各都道府県にあります。(○○県民共済とか東京都民共済も同じです)
"大阪府民共済"の特徴は被害が確認されると手続きが迅速に行われ、支払いが早いという点です。
掛け金は掛け捨てですが、利益を目的にしていないため割り戻しがありますのでコスパが良いといえます。少ないものでも1割程度、高いものだと3割弱の割り戻しがあります。
共済保険は他にも様々あり、コスパが良いので検討する価値は高いです。
自動車保険
自動車保険は自動車の購入時に加入が必要性な"強制賠償責任保険"以外に任意で加入する自動車保険を指しています。
加入する・しないは文字通り"任意"ですが、これは絶対に加入しましょう。
万が一の事故の時に"強制賠償責任保険"だけでカバーできないことがほとんどだからです。自動車保険の主な内容は相手方への補償のためです。加入していない場合は"強制賠償責任保険"でカバーされない部分は全て自己負担となります。
物損であっても人身事故であっても自己負担はとても莫大で特に人身事故で相手が障害を負う、死亡するなどの場合、おそらく億単位のお金が必要になります。
またお金の問題だけでなく訴訟に発展したりすると時間的な制約なども加わり個人ではとても大変な対応になります。
そのため、自動車を所有する場合は必ず任意の自動車保険には加入しましょう。
私の場合、人身事故で障害や死亡の場合は無制限の補償にしています。これ以外の選択肢は無いと考えています。
あとは搭乗者障害、車両保険をどうするかという点を検討することになります。私は搭乗者障害を5,000万円に設定し、車両保険にも加入しています。
車両保険は新車から3年間という前提で加入していますが、2022年8月に1回目の車検で3年を迎えますので、次回の更新から"車両保険"を外そうと考えています。車両保険は高額なので加入したとしても新車から3年間で十分です。車両保険自体は必須ではありませんので、個人の考え方に応じて検討してください。
他にも弁護士費用も対応するなど様々なオプションがありますが、安心に掛ける費用というイメージですので、必須ではありません。
私の場合、運転歴40年間で相手のある交通事故は一度もありませんので、人身事故無制限を最低限加入しておけば良いと考えています。
まとめ
保険は必要だけど入りすぎないこと、自分の生活に最適な保険を検討することが重要です。
勧められるがままに契約しないように注意しましょう。
保険は損得勘定ではなく、不幸にして事故や病気に備える安心代と考えて検討してください。
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