定年を迎えるときに、そのまま再雇用を選ぶのかそれとも転職するのか?
私は少々悩んだものの、再雇用を選びました。そして5年が経とうとしていよいよ完全リタイヤが近づいて来ました。
私の経験上なのであくまで私見ですが、再雇用と転職について考えたことを共有します。少しでも参考になれば幸いです。
理解しておくべきこと
まず、再雇用・転職の選択の前に次のことを理解しておくとよいでしょう。
・加齢とともに体力・認知能力が衰える。(個人差あり)
・特に63歳〜64歳で急激に体力が衰える
あくまでも私の例です。普段から鍛えている人はいくつになっても体力の衰えは緩やかに進行するでしょう。私も60歳の頃に、今の自分の状態を予想できませんでした。しかし、身体というものはいつ衰えが来るのか想定ができません。突然、大病を患うかもしれません。このことは理解しておくべきです。
では本題、再雇用と転職のそれぞれのメリット、デメリットについて共有します。実際に私は転職を選びました。紆余曲折あって転職活動はしたものの転職はしていませんので、転職のメリット・デメリットは私の想定の範囲でしかありませんのでその点はご理解ください。
再雇用のメリット、デメリット
・メリット
社内の事情に精通し、一定の人脈があれば業務が円滑で精神的安定が一定程度得られる可能性が高まります。
給与水準に合わせて業務量や責任の度合いが緩和される可能性があります。ただし、企業により制度や実態が異なるので事前に規程や先に再雇用を選んだ方に聞いておくのが良いでしょう。
・デメリット
給与が減少します。再雇用前の給与水準が維持されることは稀でしょう。5割減を想定しておくべきですし、さらに低くなる場合もああります。
さらに給与減少と業務量や責任の度合いのバランスが崩れる可能性も想定しておきましょう。要するに仕事は変わらないが、給与だけが減るだけということも事前によく確認しておきましょう。
転職のメリット、デメリット
転職を可能にする前提条件を整理しておきましょう。
自分を振り返り、転職が可能なスキルや実務で使える資格があるか確認してください。ありがちなのが過大な自己評価です。転職サイトに登録して自己のスキルや市場価値を測定しておくと良いでしょう。
私の場合は転職サイトに登録して担当者から得た情報では「監査や内部統制(会社法や金融商品取引法)など管理系の部門でマネージャーを経験していること、有名私立大学を卒業していること、TOEICで比較的高いスコアを持っているのでニーズがある」ということでした。
実際に面接の話がありましたが、現職の会社から良い条件提示がありましたので転職しないことにしました。
・メリット
今までのしがらみを排除して心機一転できます。しかも、高度なスキルや資格があれば給与水準を維持できる可能性が高まります。
・デメリット
新たな環境や人間関係構築が必要になり、ストレスになる可能性があります。また、高度なスキルや資格がなければ給与水準が維持できるとは限りません。
それでも転職を選ぶなら
それでも転職を選ぶなら次のことを想定しておくと良いです。
・仕事内容や給与水準にこだわらない
・自宅近隣の職場を視野に(体力の衰えを考慮、通勤だけでもしんどい)
・今までの経験が通用しないことを理解する
・与えられた仕事は素直に従順に取り組む
・短期間で終わることを覚悟しておく
私は再雇用を選んだので再雇用をお勧めしているのでが、しがらみがしんどい時もあります。もしかすると転職した方が良かったのかもしれません。全ては結果論なので答えはありません。
定年まで転職することなく1社で経験を積まれているのであれば、その経験でさらに会社に貢献する(再雇用)というのも良いでしょう。
高度なスキルや資格を有している社交性の高い人なら給与水準を維持する転職が可能でしょう。給与水準を望まずに今までのしがらみを排除したい、シンプルな仕事がしたいなど多くを望まない場合も転職は有効だと思います。
いずれにしても高齢になるほど転職が難しくなるので60歳前からよく検討しておくべき課題です。